COLUMN 不動産売却コラム

2025/12/24(水)

空き家を売りたいなら解体かそのままか判断基準と成功に導く不動産会社の選び方

長年空き家となったままの物件を前に、どのように手放すのが最善か悩まれている方も少なくないでしょう。
そのままの状態で売却を進めるのか、それとも一度更地にしてから新たな買い手を募るのか、その判断は物件の価値や将来性を大きく左右します。
どちらの方法にも一長一短があり、ご自身の状況や目的に合わせて慎重に検討する必要があります。
今回は、空き家売却における「そのまま売却」と「解体売却」の判断基準を詳細に解説し、それぞれのメリット・デメリットを比較検討していきます。

空き家売却そのままか解体かの判断基準

そのまま売却は解体費用と手間がかからない

空き家をそのままの状態で売却する最大のメリットは、解体工事にかかる多額の費用を負担する必要がない点にあります。
建物の状態によっては、解体費用として数十万円から数百万円、場合によってはそれ以上かかることも珍しくありません。
また、解体工事の手配や、近隣住民への事前の説明、工事期間中の騒音や粉塵といった、解体に伴う様々な手間や配慮も不要となります。
現状の建物や庭を含めて「趣がある」「リフォームして活用したい」といった、特定のニーズを持つ購入希望者にとっては、解体されていない状態がむしろ魅力的である場合もあり、そうした層にアプローチできる可能性も秘めています。

解体すれば購入希望者が広がり高値売却の可能性が高まる

一方で、空き家を解体して更地にした上で売却するという選択肢は、購入希望者の幅を大きく広げる効果が期待できます。
特に、築年数が経過し老朽化が進んだ建物や、再建築が難しい構造の建物が付いている土地の場合、そのままでは買い手を見つけることが困難であったり、土地の活用方法が限られてしまったりすることが多くあります。
更地になれば、土地として活用したい、あるいは自由な設計で新築住宅を建てたいと考える購入希望者層にアプローチできるようになり、結果として、解体費用を差し引いても、より高値での売却につながる可能性が高まります。

解体費用売却価格差額売却期間を比較

最終的にどちらの方法が有利かを判断するためには、具体的な数字に基づいた比較検討が不可欠です。
まず、建物を解体する場合にかかるおおよその費用を不動産業者や解体業者に見積もり依頼します。
次に、そのままの状態で売却に出した場合の予想売却価格と、解体して更地にした後に売却に出した場合の予想売却価格を、不動産業者から複数ヒアリングし、比較します。
それぞれの売却方法で想定される「売却価格の差額」と「解体費用」を算出し、経済的なメリットが大きい方を選択肢として絞り込みます。
さらに、それぞれの方法で売却活動に要するおおよその期間も考慮に入れ、ご自身の希望する売却スケジュールと照らし合わせながら、総合的な判断を下すことが重要です。

空き家を売りたい時信頼できる不動産会社を見つけるには

相続空き家問題に詳しい会社は手続き税金面で安心

空き家となっている物件の多くは、相続が原因で所有者が複数になったり、管理が行き届かなくなったりしたケースが少なくありません。
そのため、相続登記の手続き、遺産分割協議、相続税の申告といった、相続に関連する法的な知識や経験が豊富な不動産会社を選ぶことが、スムーズな売却への第一歩となります。
相続空き家に関する特例措置(例えば、空き家の3000万円特別控除など)についての知識も深く、税金面でのアドバイスも的確に提供してくれる会社であれば、予期せぬトラブルや損を回避し、安心して手続きを進めることができるでしょう。

物件所在地に詳しい地場不動産会社は地域相場や買い手ニーズを把握

不動産売却において、物件が所在する地域の特性や市場動向を熟知していることは、非常に大きな強みとなります。
地元に根差した地場不動産会社は、その地域特有の相場観や、過去の類似物件の取引事例、近隣の公共施設や商業施設の整備計画、そして地域住民がどのような物件や住環境を求めているかといった、きめ細やかな情報を把握しています。
「このエリアなら、子育て世代向けの物件が好まれる」「〇〇駅周辺は、単身者向けのマンション需要が高い」といった具体的な買い手のニーズを的確に捉え、効果的な販売戦略を立案することが可能です。

過去の実績担当者の対応で信頼できる会社か見極める

信頼できる不動産会社を見極めるためには、その会社の過去の実績と、担当となる営業担当者の対応をしっかりと確認することが不可欠です。
まずは、会社のウェブサイトやパンフレットなどで、空き家売却や相続物件の取り扱い実績が豊富か、どのような物件を扱ってきたのかなどを確認しましょう。
実際に担当者と面談する際には、こちらの質問に対して明確で分かりやすい説明をしてくれるか、物件の査定根拠は何か、売却活動の進め方について具体的な提案があるかなどを注意深く観察します。
レスポンスの速さや、こちらの状況を親身になって理解しようとしてくれる姿勢も、信頼関係を築く上で重要な要素となります。

まとめ

空き家の売却にあたっては、「そのまま売却」と「解体して更地にする」という二つの選択肢があり、それぞれにメリット・デメリットが存在します。
解体費用、売却予想価格、そして売却期間といった要素を総合的に比較検討し、ご自身の状況に最も適した方法を選択することが肝要です。
また、信頼できる不動産会社を見つけることは、円滑かつ有利な売却の鍵となります。
相続・空き家問題に精通し、物件所在地に詳しい地場業者であれば、専門知識と地域特性に基づいた的確なアドバイスとサポートが期待できます。
過去の実績や担当者との相性も踏まえ、慎重にパートナーを選びましょう。

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