2026/01/14(水)
確定測量とは?隣接地との境界を確定し土地の価値を正確に把握する作業
土地の取引や相続の際に、その境界線が不明確であることに不安を感じる方は少なくありません。
隣地との境界が曖昧なままでは、後々思わぬトラブルに発展する可能性も考えられます。
このような土地の境界を法的に、かつ正確に確定させるための専門的な作業が「確定測量」です。
この作業によって、土地の面積や形状が明確になり、所有権の保全や円滑な不動産取引に不可欠な情報が得られます。
では、確定測量とは具体的にどのような作業を指すのでしょうか。
目次
確定測量とは何か
隣接地との境界を確定する作業
確定測量とは、対象となる土地の全ての隣接地との境界について、隣接地の所有者の方々と立ち会いのもとで境界を確認し、その境界を法的に確定させる作業を指します。
この作業を通じて、土地の正確な位置と範囲を明確にします。
測量士が正確な面積を算出
専門の測量士や土地家屋調査士といった資格を持った専門家が、最新の測量機器と技術を用いて、土地の正確な面積を算出します。
これにより、登記簿上の面積との差異なども明らかになります。
境界標を設置し図面を作成
測量結果に基づき、土地の境界には正式な境界標(境界杭)が設置されます。
そして、確定された境界線と面積を示した「確定測量図」が作成されます。
この図面は、測量士が作成し、関係者(隣接地所有者や行政など)が署名・捺印することで、最も信頼性の高い公的な証明となります。

確定測量を行う必要性
境界トラブルを未然に防ぐ
土地の境界が確定していないと、隣地との間でフェンスの設置場所や建物の越境などを巡って、将来的にトラブルが発生するリスクがあります。
確定測量によって境界が明確になることで、このような隣地との境界に関する潜在的な問題を未然に防ぐことができます。
不動産取引の信頼性を高める
不動産を売却する際、買い主は土地の境界が明確であることを重視します。
確定測量図が存在し、境界が確定していることは、売買契約における安心材料となり、取引の透明性を高めます。
これにより、不動産取引全体の信頼性が向上します。
土地の正確な価値を把握する
正確な面積と境界が確定することで、その土地が持つ正確な価値を把握することが可能になります。
これにより、適正な価格での売買だけでなく、相続時の財産評価や、将来的な土地活用計画においても、より確実な判断を下すことができます。
まとめ
確定測量とは、土地の全ての隣接地との境界について、関係者立ち会いのもとで確認し、法的に境界を確定させる専門的な作業です。
これにより、正確な面積が算出され、正式な境界標の設置や確定測量図の作成が行われます。
確定測量を行うことで、隣地との境界トラブルを未然に防ぎ、不動産取引における信頼性を高めることができます。
また、土地の正確な価値を把握するためにも不可欠な作業と言えます。
土地の境界について不安がある場合や、売却を検討する際には、確定測量の実施を検討することが重要です。