2025/10/15(水)
不動産売却で損しない!仲介手数料相場と安く抑える賢い方法
不動産売却を検討する際に、気になるのが仲介手数料です。
売却価格から差し引かれる手数料は、金額が大きいため、その相場を正確に把握し、少しでも安く抑えたいと考えるのは当然でしょう。
今回は、不動産売却における仲介手数料の相場について、具体的な計算方法や価格帯、地域差、そして手数料を安く抑えるための方法まで、詳しく解説します。
目次
不動産売却の仲介手数料の相場
仲介手数料の計算方法と相場
不動産売却の仲介手数料は、一般的に売買価格の3%+6万円(消費税別)が上限とされています。
これは宅地建物取引業法で定められたもので、売主と買主それぞれから手数料が発生するため、仲介業者には売買価格の6%+12万円(消費税別)の手数料が入ることになります。
ただし、実際の手数料は、物件の種類や価格帯、地域、仲介業者によって異なり、必ずしもこの上限額になるわけではありません。
例えば、高額物件の場合、手数料率が下がるケースもありますし、逆に、低価格物件では手数料が固定額になるケースもあります。
具体的な計算例としては、3000万円の物件の場合、3%+6万円(消費税別)なので、90万円+1万8千円(消費税別)となり、合計で約92万円の手数料が発生します。
この手数料には、広告宣伝費、契約書類作成、物件情報の管理など、様々な業務が含まれています。
物件価格帯別の仲介手数料の目安
物件価格帯によって、仲介手数料の目安は大きく変わってきます。
例えば、1000万円以下の物件では、手数料率が3%+6万円(消費税別)を超えることも珍しくありません。
一方、5000万円を超えるような高額物件になると、手数料率は3%を下回るケースも出てきます。
これは、高額物件ほど、仲介業者の業務負担が軽減されるためです。
また、土地や戸建て、マンションなど、物件の種類によっても若干の手数料の差が生じる場合もあります。
戸建ての場合、広さや敷地の状況などによって、マンションよりも手数料が高くなるケースも見られます。
地域による仲介手数料の差
仲介手数料は、地域によっても差が生じる場合があります。
競争が激しい地域では手数料が低く抑えられ、逆に競争が緩やかな地域では手数料が高くなる傾向があります。
また、都市部と地方部でも手数料に差が生じる可能性があります。
これは、物件の需要と供給のバランス、仲介業者の数、そして地域特有の慣習などが影響していると考えられます。

仲介手数料を安く抑える方法
手数料交渉のポイント
仲介手数料は、必ずしも固定されたものではなく、交渉の余地があります。
特に、高額物件や、売却期間が長期化している物件の場合、手数料の割引交渉が成立する可能性も高まります。
売却時期を調整する
不動産の売却時期によって、手数料が影響を受ける場合があります。
例えば、市場に物件が少ない時期であれば、売却価格が高くなり、結果的に手数料も高くなる可能性があります。
逆に、市場に出回っている物件が多い時期であれば、売買価格が下がり、手数料も低くなる可能性があります。
そのため、売却時期を調整することで、手数料を安く抑えることができる場合があります。
ただし、売却時期の調整は、売却価格とのバランスを考慮する必要があります。
割引キャンペーンを利用する
一部の不動産会社では、仲介手数料の割引キャンペーンを実施している場合があります。
これらのキャンペーンは、時期や条件によって異なるため、事前に複数の不動産会社に問い合わせて、キャンペーン内容を確認することが重要です。
また、インターネット広告などでキャンペーン情報をチェックすることも有効です。
まとめ
不動産売却の仲介手数料は、売買価格の3%+6万円(消費税別)が上限ですが、実際の手数料は物件価格帯、地域、交渉力などによって変動します。
手数料を安く抑えるためには、売却時期を調整すること、割引キャンペーンなどを活用することが有効です。
売却前にこれらの点をしっかり確認し、納得のいく手数料で売却を進めるようにしましょう。